【小学校受験】おうち練習 〜まりつき〜
運動の考査の中で頻出とされる1つ「まりつき」
11月から娘と朝に10分程の練習を続け、最初はボールをつくよりも転がったボールを追いかける時間のが長かった娘ですが、最近では調子がいい時にはかなりの回数つく事ができるようになりました
まだまだ練習中ではありますが我が家で取り組んだ際のポイントをまとめてみました
①ボールをつく力が弱く続かない
②同じ位置でボールがつけない
③足や体にボールが当たってしまう
「まりつき」でまずぶつかるこの3つの壁を解決しないことには「まりつき」になりません
①ボールをつく力が弱く続かない
ボールをつく力が弱いと体がボールを追いかけてどんどん腰が曲がっていきます
結果、地面とボールが近づきすぎてボールが跳ねなくります
ただ「ボールを強くついて」とだけアドバイスすると、闇雲にボールを強く叩いてしまいボールをつくリズムが急に変わってかえって上手くいきません
まず「ボールを下に押す」ように教える
「まりつき」の指南動画などでも良く言われている方法です
我が家では「手首は曲げないで、肘だけを曲げてボールを押す」とあえて極端に教えました
手首を使ってペチペチとついている間は力も入りませんし、変な方向にボールをついてしまう要因にもなります
あとは自分からボールを迎えに行ってしまわないように「おヘソよりも上に上がってきたらボールをつく」ように教えながら、数を数えたり一緒にリズムを取ってあげると焦ってボールを迎えに行くのも減っていきます
基本的にボールはおヘソから胸の間の高さでつくと良いとされています
②同じ位置でボールがつけない
練習を始めて、まずはとにかく不恰好でも回数をつけるようにしたい!と考えていましたが、そうそうすぐに回数は伸びません
ボールを同じ位置につけない→予想もしない方向に跳ね返る→追いかけて無理やりつく(無理やり軌道修正しようとする)→予想しない方向に跳ね返る→…を繰り返す事になりもはやボールをついてるのか、ボールに踊らされているのかわからない状態
まずボールをつく時の手は「手のお椀を下向きにした形」
指を開いて手でボールを持たせた時にできるお椀の形をそのまま逆さにした状態です
両手でつく場合も片手でつく場合も基本的には同じ
この手の形を意識すると手首を使ってボールをつきにくくなり、ボールが色んな方向に行ってしまうのも防ぐ事ができます
「お椀下向きの形」とだけ教えてしまうと、指先でボールをついてしまうこともあり、これだとボールをつく力が弱くなってしまいます
あわせて「手のひら全部がボールに触るようにボールをつく」ように伝えるとわかりやすいようでした
まりつきの練習方法を検索すると、
まずは「ボールを1回ついてキャッチ」、「2回ついてキャッチ」、…と少しずつ回数を伸ばしていく方法が多く紹介されています
キャッチできる高さに跳ね返る力でボールをつく練習とキャッチできる位置に跳ね返るようにボールをつく練習が出来るため最初は我が家もこの練習からでした
③足や体にボールが当たってしまう
ボールを下に押すようにつけていないと、足や体の方へボールが跳ね返ってきて当たる、もしくは離れた方向へ跳ね返ったボールを追いかけた時の足で蹴ってしまう事になり、ボールを追いかけるばかりのサッカー状態の日々
こちらも「真下に押すようにボールをつく事」、「お椀を下向きにした手の形でボールをつく事」を意識して練習を重ねていくしかありませんが、
我が家はこれに加えて肩幅よりも大きく足を開いた状態でボールつきの練習をするようにしました
本来なら「まりつき」では足は肩幅に開いて行うのが基本姿勢かと思いますが、子どもはボールを「つく」事だけに集中し過ぎてしまい無意識にボールを追いかける前提で「まりつき」をしてしまいます
逃げるボールを追いかけながら2、3回多くボールをつく事ができたとしても、ちゃんと狙ったところにボールが返ってくるようにボールをつけないうちは上達しませんでした
足を肩幅以上に開くと、咄嗟に動く事が出来ない状態になるので自然とボールのコントロールにも意識が向くようになります
足を大きく開くと体の重心が低くなり地面が少し近くなるせいか少しボールがつきやすくなるようです
物理的に足が遠くなるので足にぶつかる回数も減りました
ボールのコントロールが上達してきたところで、今は足を肩幅程に戻して他のポイントをおさえながら回数を伸ばす練習をしています
コツが掴めれば子どもの上達は本当に早くて感動します
立った状態での「まりつき」100回を目指しつつ、今後は少しずつ歩きながらの「まりつき」も練習していこうと思います